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阿蘇へ

8月17日 (24日目)

 8時、起床。なんとか起きられたが、無茶苦茶眠い。そして、だるい。今日は130kmくらい走らないといけないんだが…(書いていなかったけれど、兵庫県の御津町(姫路の隣)というところにあるYHに泊まることにしたのだ)。
 まあ、なにはともあれ、朝食。GINさんと一緒に朝食だ。ご飯を食べていたら、だんだん起きてきたな。なんとかいけそうな気がする。まあ、いけそうじゃなくてもいくしかないんだけど。外は、今日も暑そうな感じ。昨日のこともあるし、ちょっと不安だが、まあなんとかなるかなぁ。
 今度こそ豪渓を通っていこうと思っていたが、いろいろ考えて、やはりあきらめることにした。近いところに泊まるのならなんとかなるかもしれないが、遠いからなぁ。ほかのところに泊まるという手もあるけれど、YHがあるならそのほうが安く済ませられるしな。というわけで、昨日通ってきた180号線を走っていくことにした。
 9時半ごろ出発。家族の方に見送られる。スタンドの調子が悪くて立たないという話をすると、お父さんがネジをもってきてくれたのだが、うまくサイズがあうものがなくて結局断念。GINさんの自転車と交換しようかとまでいわれてしまったけれど、それも断わった。まあ、ここまで一緒に走ってきた自転車だから、最後まで一緒にいきたいからね。
 180号線に入るところまで、GINさんが車で先導してくれた。それで、お礼をいって、お別れ。またいろいろとお世話になってしまった。本当にありがとうございます。

 180号線は、やはり快適だ。風が向かい風だったのがいやだったけれど、それでも25km/hくらいのペースで快走。なかなか気持ちよかった。が、やはり距離が長い…。岡山までですでに30kmくらい。が、まだまだ走らないといけない。
 岡山からは2号線。もう、なんかこのあたりでしんどくて、「もう、岡山あたりで宿を探そうかな」とちょっと思った。が、それもくやしいし、がんばって走る。やっぱり暑さのせいか、かなりつかれるな…。考えてみると、これまでにしんどかった日というのは、いつも晴れて暑かった日ばかりのような気がする。雨の日はそれはそれでしんどいけれど、喉が乾いたりだとか頭がぼーっとしたりだとか気持ちが悪かったりだとかいうことはあまりないからなぁ。
 昼食はどこか坂をのぼりかけたくらいのところにあった店で食べたんだったと思う。そこで水を飲みすぎてしまったせいか、そのあと少し走ったところで気持ち悪くなってきてしまった。カルキのせいかな…。炭酸飲料を買って飲んだら一時的にましになったが、また気持ち悪くなってしまって大変だった。
 備前で250号線にわかれて、海沿いを少し走った。このあたりでも気持ち悪かった記憶がある。暑さのせいもあるんだろうけど。帽子をかぶっていても、ずっと日に当たっているとやっぱりだめだなぁ。喉もすごく乾いて何度も飲み物を飲んだ気がする。
 2時半くらいに、日生(ひなせ)町というところからYHに電話。どのくらいでつくかわからないので、夕食は頼めなかった。まあ、途中のどこかで食べることにしよう。日生町から1つ峠を越えると、兵庫県に到着。あとは大阪を通って京都か。だいぶ近くまで戻ってきた気がする。まあ、まだ兵庫県の端についただけなんだけど…。
赤穂 赤穂と相生の間の峠(高取峠)は結構きつかった。カーブが何度もあって、そのカーブに番号がつけられていたのは驚いた。のぼっている途中で、赤穂側が開けたところがあったので、そこで写真を1枚(右の写真)。なんかなんの写真だかよくわからないような写真になってしまったけれど…。
 相生からYHまでも結構距離があった。直線でいけば近そうなんだけど、道が曲がりくねっているせいで…。場所がいまいちわかりずらくてちょっといきすぎそうになったが、バス停と看板のおかげでなんとかYHのある半島(?)まで到着することができた。5時ちょっと前くらいだったかな。
 さて、YHの場所は…、と、これがまたすごくわかりにくい。地図をたよりに、YHを目指す。目印が、郵便局と八百屋…。2つ目の八百屋の角を曲がって、、少しいくといきなり階段?? よくわからないので人に聞くと、階段を上って右にいったところにあるそうだ。ちゃんと自転車を通せるように階段の横が坂になっていて、そこを押してのぼる。右に曲がって、あ、あった、浄運寺。
 と、考えたら、夕食がまだだった。早くついてしまったので途中で食べるのを忘れていたっけ。YHの人に聞いてみたが、食事できるような店は国道沿いの喫茶店くらいしかないらしく、しかたがないので地図にあった八百屋(というよりは小さなスーパーみたいな感じのところかな?)でそのまま食べられそうなものを買ってそれで済ませることにした。またちょっとわびしい夕食になってしまったが、まあしかたないな。
 帰りにGINさんのところと河内さんのところにお礼の電話(と無事を知らせる電話?)をいれて、YHに戻った。

 一緒に泊まったのは僕をいれて2人だけだった。2人っていうのは、今までで一番少ないんじゃないだろうか。3人だったことは2回くらいあったけれど…。まあ、たしかに、場所がちょっと不便な場所(近くに駅もないし、電車で旅行している人にはちょっと来にくいところだ。一緒に泊まったのはバイクで旅行している人だったし)だからというのもあるかな。
 あと2日かけて京都まで帰るつもりだったのだが、171号線を通って帰れば150kmくらいになりそうなので明日1日で帰ってしまおうかなと。まあ、帰って寝るだけだから、何時についても構わないし。大阪あたりで泊まるのもなんかむなしい気がするしなぁ。だってあと500円あったら京都に帰れるんだから…。自転車を置いて電車で京都に帰って、次の日に電車で戻ってきても泊まるより安くすんでしまうんだもんな…。
 しかし、今日は、何度も途中で泊まろうと思ったのに、結局ここまでこれたっけ。あまり寝ていないし大丈夫かなと思ったけれど、意外といけるもんだな。明日はもっと走らないといけないし、大変だ。早く寝て、早く起きよう。

走行距離:117km/走行時間:7時間30分

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